『産婦人科 人妻異常体験』

ラピュタ阿佐ヶ谷 渡辺護監督特集にて

産婦人科 人妻異常体験』

1984年/国映
監督・脚本:渡辺護
出演:織本かおる、田口和正、山本あゆみ、宇治絵美

あらすじ:

 結婚3年目、子づくりもそこそこ盛んなのにその兆候が現れない。妻が産婦人科へ相談した結果、夫の精子が薄いことが発覚。夫はそれをいいことに浮気に勤しんでいて・・・というところで気絶。気がつくと話は終盤で、妻は無事妊娠。知らせを聞いた夫が病院のなかで妻の浮気相手とすれ違い、お互いに「どこかで会ったような・・・?」と首を傾げて「終」。どうやらあのあと、どういう事情か妻も浮気をしたらしい。夫婦交換ネタのピンク映画。

 

 

 朝まで働いて、寝に帰ればいいものをフラフラと夜まで街にとどまってしまったせいで肝心なところを見逃してしまった。ひとくちにポルノ映画といってもいろいろあって、艶笑コメディとでも呼びたい映画も多い。日本のポルノ映画と聞いて、ものすごく激しいか、ものすごく重い映画を連想してしまうのは『赫い髪の女』『天使のはらわた 赤い教室』などといった日活ロマンポルノの名作の印象が強すぎるせいだ。どのみち男女が絡み合っている映画ということに変わりはないわけだが。

 

 さて、主演の女優は織本かおるといって、今は亡き新橋ロマンで観たピンク映画(かつサスペンス映画『真昼の切り裂き魔』でおいしい役を演っていた人。けっこうな大女で、あまりコミカルな役柄は似合わないのだが、若干ムリして軽い演技をしてるのがかえってかわいらしい。その巨体を小さくさせて産婦人科の待合室に座っているところも印象的だった。

 

 今回上映された16ミリフィルムには、オープニングタイトルが欠落していた。80年代なかばの映画でもこの有様。すでに幻となってしまったピンク映画もかなりありそうである。

 

 

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